鑑賞した日付:2007年8月頃
書籍「神の子どもたちはみな踊る」  作者:村上春樹
★★★★
総合点:80点/100点

とても良かった。
この本は短編集なのだが、全ての話が地震に関係する内容になっている。
ただ、特に物語ひとつずつが最後に繋がっているとかそういうことは無い。
とにかく地震がキーになっている短編集。


個人的には特に、
かえるくん東京を救う
蜂蜜パイ

と言う話が特によかった。
アイロンがある風景
に関して、
焚き火が趣味と言う人たちが出てくるが、
これはそのまま僕自身のこと。
今現在は埼玉に住んでいるので焚き火など出来ないが、
いずれは焚き火が出来るところに引っ越したいと思っているほど焚き火好き。
中学の頃から焚き火ばっかりしていましたなぁ。
変な意味ではなく。

静岡を離れる時、唯一心残りだったのは焚き火を含めた川遊びができなくなる事、だった。

タイランド
と言う話に関して、
この話の最後に出てくるノルウェーのラップランド族出身の御主人の話、
故郷のラップランドを強く懐かしんでいたにもかかわらず、
結局死ぬまで、33年もの間故郷には帰らなかったと言うエピソードがなんか胸を打った。

俺もそうなりそうだな・・と少しそう思った。

この本は短編集だし、内容も含めて読みやすくて入門書として非常によかった。








(この記事、文章は2007年に書いたものです。)