サカサマのパテマ
土師孝也
2014-04-24


鑑賞した日付:2020年8月22日
「サカサマのパテマ」  作者:吉浦康裕

総合点:12点/100点

う~ん・・・。なんじゃこりゃ。
 全体の雰囲気だけは悪く無いけれど、やっぱりありえないSFというのは設定の作り込みの甘さでもあり、あまりのめり込めなかった。


 たとえSFでも、人の形をしたキャラクターが人の言葉で動いている限りは、“実際にあり得るか?”という事が出来ていないと見る気になれない。そういう世界観ならそれはそれでいいけど、その世界観なりの整合性みたいなものは絶対に無ければならないだろう。

 「おおかみこども…」のところでも言ったけど、何の教訓もない単なるSF世界の冒険モノとなると、よほど惹き込ませる“なにか”がないと、

「そんな訳ないじゃん…」(真顔)

と思ってしまって面白く無い。

SFは…、そのあり得ない世界観や設定がバカバカしい…と、視聴者に思われてしまったら負けだよね。
ただ、美術は結構良かったような気がする…。
ただ、全然話が面白く無いのに感動させようと持って行こうとしているようなところがサブかった。
絵と雰囲気みたいなものは良いのに、なんでこんなにつまらねぇんだろう…と思っていたら、この作者、「イヴの時間」の作者だったんだ…。この作者はダメだね…。







サカサマのパテマ
土師孝也
2014-04-24